中古車整備記録:養生テープは在庫切れ

マツダ・ロードスター(ND)やボルボ・V50を中心に、整備やカスタムをしていきます。

ロードスターのオーディオ交換・移設

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はじめまして

はじめまして。Route24と申します。普段はインスタグラムでクルマの写真などアップしておりますので良ければそちらもご覧ください。

https://www.instagram.com/drive_route24/

これがブログでの初めての投稿となるのですが、内容はタイトルの通りです。 本ブログの内容も同じように車の(軽)整備となると思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
しばらくの間は過去に行った内容を思い出しながら綴っていきたいと思います。

はじめに

NDロードスターのSグレードとNR-Aグレードはマツダコネクトがオプション品であり、選択しないと簡易的なオーディオが搭載されています。(セグメントオーディオと呼ぶそうです)もちろん音楽やラジオを聴くことはできますし、外部入力もありますのでナビゲーションが必要でなければこれで十分ですが、Bluetoothには対応していません。

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そこで、Bluetooth対応のカーオーディオに載せ替えることにしました。

検討

ロードスターのオーディオ交換は多くの方がされてらっしゃいますが、その多くは純正オーディオと同じ位置に1DINサイズのオーディオをインストールするというものです。もちろんそれで目的は達成できるのですが、ダッシュボードの上で赤や青色がギラギラと光るのは好ましくありません。要するに見た目の好みということです。
ですので、室内後方のCDドライブがある位置に新たなオーディオを設置することにしました。サイズもちょうど1DINくらいに見えます。
既設のセグメントオーディオは汎用的なマツダ24PINコネクタで接続されているので、配線は問題なさそうです。ステアリングリモコンについては情報がなく確認できませんでしたが、24PINコネクタから取り出せば接続できそうです。(できました)
既設のオーディオ跡地はどうするのかという問題がありますが、これは後の記事にしたいと思います。

選定

例によって予算は最低限ですので、パイオニアBluetooth搭載でもっとも安価なMVH5600(2020年11月現在)を選択しました。CDドライブはほとんど使用しなかったので、搭載されていないモデルです。
加えて、マツダ24PINコネクタの配線を取り出すカプラーも購入しました。必要な配線はバッテリー、アクセサリー、フロントスピーカー左右の計6本ですので、適当にハンダなどすればいらないような気もします。見た目と整備性は悪いですが。

取り付け

まず始めに内装パネルを外していく必要があります。この作業についての詳細はネットに豊富に情報がありますので割愛したいと思います。 クリップを無くさないようにしましょう。 座席後方の小物入れなどがついている大きなパネルとセンターコンソール、そして旧オーディオが取り外せればOKです。
座席後方の大きなパネルを取り外すとCDドライブが露になります。(写真中央)

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コネクタ1本とナット3本で固定されているので、これらを外し、本体を上に持ち上げ取り外します。
次に、新しいオーディオを固定するためのステーを作成します。今回は0.3mm厚のアルミ板を使用しました。これはハサミできれますし、穴も木工用のドリル(?)であくので素人にはかなり扱い易かったです。f:id:Route24:20201112170242j:plainホームセンターで購入し、価格も安く気に入りました。もちろん手で曲げられます。もともとあったCDドライブが取り付けられていたボルトが入るように穴を開けたのですが、オーディオ本体の幅が広くナットが入るほどの余裕はありませんでした。
そのため、抜けないように固定するには別のステーを作るなどしたほうがよいでしょう。 私たちは瞬間接着剤で固定しました。f:id:Route24:20201112170346j:plain

配線

オーディオに接続する必要がある配線は

  • バッテリー常時電源
  • アクセサリー(イグニッション)電源
  • GND
  • フロントスピーカー(左右それぞれ2本ずつ)
  • ラジオアンテナ
  • ステアリングリモコン

です。

ラジオはほとんど聞かないので、今回ラジオアンテナは配線しませんでした。ですので申し訳ないのですが説明はありません。 また、このロードスターにはリアスピーカーが増設しているのですが、これはないものとして説明を進めます。 (今後の記事で紹介したいと思います)

旧オーディオから取り外した24PINコネクタがダッシュボード内にあると思いますが、これに購入したカプラーを接続します。しかしカプラーから生えているコードはせいぜい10cmくらいなもので、到底室内後方へは届かないわけです。

  • 導線を購入し延長ケーブルを作る
  • 延長ケーブルを購入する

ここでこのような選択肢があります。予算にあわせてといったところですが、ギボシ端子の圧着は難易度がそれほど高くないので自宅に電工ペンチをお持ちであれば、自作するのが良いと思います。
1.5mから2mの導線を7本購入して、両端にそれぞれオスとメスのギボシ端子を圧着します。
ここで、ステアリングリモコン用のケーブルも作成します。少し長いのでこれも別の記事にさせてください。

オーディオにGND以外の配線を接続し、センターコンソール内を通して24PINコネクタのカプラーに接続します。エアコン操作パネルの裏を通すのが良いと思います。GNDは適当にオーディオ付近のボルトに接続しておいて大丈夫です。 f:id:Route24:20201112170427j:plain ここで、一度エンジンをかけてみて動作確認をしておきます。

調整

動作確認をして正常に動くことが確認出来たら、外したパネルを戻していきます。
まずは小物入れなどが付いている大きなパネルですが、もともとCDドライブが顔をのぞかせていた穴にオーディオがぴったり合わないといけません。しかしながらオーディオの操作盤は穴より小さく、ただパネルを戻しただけだと隙間が大きく開いたままになってしまいます。そのため、ホームセンターで購入したスポンジ素材のシートを細く切って裏側から貼って隙間を埋めることにしました。
また、幌を開けて作業する方が多いと思うのですが、幌が折りたたまれている際にリアウィンドウは小物入れの上に乗るかたちで格納されています。そもため、パネルを戻す際はリアウィンドウを少し持ち上げてその下に小物入れを入れるようにして取り付けましょう。
取り外したパネルがすべてもとに戻ったら完成です。 f:id:Route24:20201112170445j:plain